こんにちは!セラピスト佐藤です。
3月になりましたね暖かい春はもうすぐ。そして、春は別れと出会いの季節でもありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて前回の、カルテNo.493でご紹介しました『半月板損傷からの変形性膝関節症』の診断を受けてご来院されたR様(50代女性)。嬉しいことに、今のところこれまでのような痛みも出なくなり毎日生活できているというご報告を受けて私もホッとしました。
本日のご依頼者は・・・
「急に左右を向いたり上を向いたりした時に、頭がくらくらと目眩(めまい)が起きるんです!」
こうおっしゃるのは、私の仕事の知り合いの方からのご紹介で予約されたN様(40代男性)です。
N様「右の後頭部から首や肩にかけていつも凝っている感じがします。」
お仕事はデスクワークということですが、最近はその目眩や立ちくらみが頻繁に起きるそうです。
しかし、病院に行っても整体や整骨院に行っても少し良くなるも治らず、お気持ち的に沈んだ表情でした。
私 「きっと良くなると思いますよ。最初に今の体のバランスからご一緒に確認していきましょう。」
鏡の前に立っていただいてよく見ていただくと、だいぶ右肩が下がっていることにご本人にも気付いてもらえました。
ベッドに横になると、脚は約2㎝の左右差がありました。これは、骨盤に傾きと歪みがあるのです。この原因だけでも急に立つと立ちくらみが起きる状態です。(いつも足元がグラついている状態で、日頃つまずきも起きます。)
まずこの骨格上の問題を整体にて調整しました。
N様「えっ!?」
すぐに、ピタッと脚が揃ってN様も驚き!ベッドの脇に立つと地面に吸い付くように安定するので、さらに実感!
N様は驚きと嬉しさで固く沈んだ表情が緩んできました。さあ、ここからが本番です。
脳反射検査で調べますと、N様の右肺の酸素量は2割で左肺は7割の反応でした。平均すると5割弱の酸素で生活していることになります。
私 「少し動いても息切れし易いはずですが・・・」
N様「そうです!会社の階段上るだけでも。趣味のランニングをちょっとしても最近はハァーハァーです!」
私 「これは、年だからではないのです。若い方でも多くの方に起きています。でも、病気ではないのです。」
2割しか入っていない右胸をN様に上から軽く圧を掛けてもらうと右胸が沈むのを確認してもらいました。だから酸欠なのです。これが目眩の大きな原因になっていました。
では、何故このように酸素(空気)が十分取り込めないのか?
さらに検査していきますと、肝臓と後頭部右側に2ヶ所の緊張が起きていました。緊張で脈管が縮みますから血流障害や神経障害による機能低下にもつながります。
整体による調整を実施しました。
N様「あ~胸の奥まですごく吸えます。鼻も通ってきました!」
私には、N様の頭が見る見る軽くなっていくのが判りました。脳の神経細胞に充分な酸素が行き渡ってきたの証拠です。そして、眼にも力が入ってきました!
施術前に行った筋力検査では力がほぼ入らなかった右腕でしたが、筋力が回復したのも確認!
再び立っていただくと、
今日最初来た時とまるで変った今の爽快なご自身の状態にN様のお顔からは笑顔がこぼれてきます。
N様「先生、実はあぐらがかきずらいので、次はこれを直してもらえませんか?」
一つのお悩みが無くなると、次のお悩みがあるものです。
これを機会にいろいろと解決していきましょう!
本日これまで!また次回。