こんにちは!セラピスト佐藤です。
師走に入り、9日は北海道~東北の太平洋側に大きな地震がありましたが、次の余震が起きないことを祈りたいです。仙台にいる私の娘は夜の寝始めたころに地震で、びっくりしたとLINEの返信がありました。でも、もう震度4くらいならあまり不安がらないようですが。
先月、今月と妊活整体にご通院の方が無事に第1子を妊娠されました!本当におめでとうございます。
実はお二人とも30歳前とお若いのですが、『多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)』という不妊の原因になる症状があり、通常毎月の生理や排卵が定期的に起きないのです。卵巣内に未成熟で排卵できない卵胞が、まるで数の子のように溜まってしまっていると言われています。
〇多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)・・・妊娠希望の有無や肥満・耐糖能異常の有無によって治療法が異なりますが、根本治療はなく対症療法が中心で、低用量ピル(妊娠希望なし)、排卵誘発剤(妊娠希望あり)、生活習慣改善(食事・運動・体重管理)、漢方薬、経口血糖降下剤(メトホルミン)などが用いられ、子宮体がん予防やホルモンバランス正常化、排卵促進を目指します。(※AIによる概要から)
当院にお若い方で不妊で来られる方は、ほぼこのこの多嚢胞性卵巣症候群です。近年、本当に多くなっていると感じます。
多嚢胞性卵巣症候群の方は、学生の頃から長期の生理不順や無排卵が多く、ご結婚後もなかなか妊娠しにくいため病院に行くと検査でこの症状が判明しています。
病院では、排卵誘発剤で卵胞を成長させ排卵を促したり、また生理を起こす注射をして治療を進めますが、妊娠まで至らないケースをよく耳にします。そのため、その後は体外受精を勧められる場合が多いです。
しかし、問題は必ずしも体外受精までスムーズにはいかないところにあります。
昨年ご来院の、多嚢胞性卵巣症候群のM様(20代)のケースは、最初は病院でホルモン剤を注射して卵胞が育っていたそうですが、それを繰り返しているうちに、遂には注射しても卵胞が育たなくなってしまったそうなのです。
卵胞が育たなくては体外受精もできませんので病院での治療を断念して当院へ来られました。M様は、独身の時に別の不調で何度か当院に来られていました。
あとからお聞きしたのですが、M様は自分の体の状態から「妊娠できるにしても最低でも1年はかかるだろう。」と覚悟して来られていたそうでした。
しかし、週1で通院を続けた結果、わずか4ヶ月程で妊娠陽性に導くことができました。ご本人もご家族も驚きと喜びで信じられないといった感じだったようです・・・いや、内心は信じてくださっていたようでした。そして、妊娠中も時々ケアをさせていただき、今年無事に女の子を出産されました。ほんとに可愛くてしょうがないそうで毎日幸せなご様子です。
さて本日は、今月妊娠されたK様(20代女性)のご依頼を振り返ります。
「多嚢胞性卵巣症候群で薬で生理を起こしてますが、排卵しないんです。早く妊娠したいんですけど・・・」
この続きは、次号にて!