こんにちは!セラピスト佐藤です。
今年の山形は、猛暑日が連続13日間という記録ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
30℃以上の真夏日も、7月は27日間(?)あったそうですから、もうこれぐらい毎日暑いと段々これが普通に感じてきませんか?たぶん、夏日25℃位に下がったら「今日はだいぶ涼しいなー。」と、なるかも知れませんね。慣れって・・・どうですか?
さて、本日のご依頼は
「腰から右脚の付け根(股関節)が、痛くって寝る時も下にできないんです。」
こうおっしゃるのは、お知り合いの方から薦められてご予約くださったW様(50代女性)です。
痛みや不調の自覚症状は、お体全体にあるということで右股関節と、あと両膝の痛みは若い時からということでした。シップと腰痛ベルトで我慢してきたそうですから、まさに慣れって怖いというか(症状が進みます)耐えてこられたW様は凄いですね。
整形外科的な痛みの他には、体中の凝り、頭痛・頭重、胸やけ、咳き込み、痰、鼻水、動悸、夜間頻尿、疲れやすい、冷えがあります。
検査しますと3cmも左右の脚長差がありましたが、股関節調整と骨盤調整で0cmに。この時点で通常の首肩こりは半分消えます。
私 「股関節は、いかがですか?」
W様「あっ、痛くないです!ずっと痛くて開けなかったのに・・・」
私 「では、右を下にして寝ても痛くないかどうか寝てみてください。」
W様「はい、寝れます!でも、まだ少しだけ痛みを感じます。」
腰回りの奥と臀部側の筋肉が固くなっている部分を取り除くと、寝れるようになりました。
次に、脳反射検査では肝臓疲労があり左脳の緊張からも影響していました。そのため、肺機能も影響を受けて一度に十分な酸素が取り込めず呼吸は浅いです。そして、少ない酸素では体中に行き渡らないことが良くないのです。
肝臓と左脳の緊張を調整し、完全な呼吸に復活。さらに頚椎(けいつい)2番の調整で首肩を柔らかく。
W様「あー、上半身も軽いです。体が楽になりました。」
3日後
肺機能は左右とも8割方の呼吸を維持できていました。さらに10割にするため調べると膵臓と小腸の一部にも内臓疲労の反応が少しあり調整。
そしてこの日は、右の坐骨神経痛の改善を中心とした施術で痛みが消えました。
さらに4日後
左右の脚長差が起きていました。心当たりをお聞きすると、仕事で重い物を持ったり動かしたりが結構多いようでした。股関節の問題がある方は、特に重い物を持つと患部への負荷が大きく痛みが出る原因になります。とは言ってもこれまで続けてきた仕事ですから内容は変えられません。
右足を見ると外反させる癖が、W様にはあるようです。
私 「Wさんは、こちらの右足の外側に体重を掛ける癖がありますね。これが脚長差が起きてしまう原因なのです。これを直すには、まず親指側、内側を意識して外側体重にならないように1週間過ごしてください。」
この日は、首と腰仙関節・膝の調整を加えました。
それから1週間後
私 「今日は、状態はいかがですか?ん、脚の長さ揃っていますね。1週間、頑張りましたね。」
W様「はい。実は、痛みがないんです。」
これは、素晴らしい!あんなに毎日シップと腰痛ベルトで毎日を凌ぎ、他にも不調が沢山だったW様からの清々しい言葉に感動すら覚えます。
初日からちょうど2週間後のことです。間隔を短めにして施術を受けていただき正解でした。
私 「それでは、今まで以外のお悩みか気になることはありませんか?」
W様「胃がよくもたれるんです。」
調べると、胃自体は問題ないようですが、胃下垂がありました。伺うと、早食いとのこと。短時間に沢山入ってしまうのが原因と思われます。消化が追い付かないのでしょう。胃下垂を上げてあげました。
私 「これで普通の人の量しか入りませんから、お腹一杯なのに無理には食べないでくださいね。」
甘い物もお好きで多めということで、ちょっと肝臓が疲れ気味。調整してお体のため血糖値に注意されるようお伝えしました。
長期の痛みが多かったですから、間隔を空けながらでもお体のメンテナンスと予防が良いですね。
本日これまで!また次回。