こんにちは!セラピスト佐藤です。
「病名・症状名を恐れるな。」
これは、私が整体師として歩み始めた頃に師匠に教えられた言葉です。
あまり耳にしない
病名や症状名を聞くと、誰でも恐れてしまいがちですが、
それはお医者さんや医療機関が便宜上呼び名として付けた名前であって、
整体師である私たちのやるべきことは、お体の異常部位や原因を探して出して
ただ本来の状態に正すことのみだからです。
全ての医学書を読んでいるわけではないですから、“鵞足炎” 知りませんでした。()
それでも、おそらく誰よりも速く・・・。
「母から聞いて伺ったんですが、膝が痛くてボールが蹴れないんです!」
後から分かったのですが、
母というのは病院にお勤めの専門の方で
以前からご来院くださっていた女性です。
ご依頼の高校生男子のT様の自己申告カルテを見ながら、
私 「鵞足炎?これは、何と読む病名ですか?」
高校生が、難しい漢字を覚えてきて書いているのに読めないのですから
「この先生、大丈夫?治せるの?」
と、一瞬思ったかも知れませんね。
お話を伺えば、
一年前から既に少しずつ痛みが始まって、今年の春からは一時膝が上がらないほどに。
現在は、ボールを蹴ると痛むそう。もっと詳しくお聞きすると、
①ボールを蹴ったあとに脚をフォロースルーで伸ばした時に左膝内側が痛む。
②練習前のストレッチで立って脚を開きその上から下に圧をかけた時に同上が痛む。
でした。
その結果、
整形外科では『鵞足炎(縫工筋腱など3種類の腱が停止している膝内側部での炎症)』
と診断されたそうでした。
しかし、痛み止めなどの治療を受けて2週間経過しても痛みが引かず、
母親からの紹介となったのでした。
施術は、左脚太ももやふくらはぎの圧痛がある個所を消していき、さらに
脳反射スキャンしていくと、内臓に一部負担がかかっているようでしたので
これを調整。
骨盤調整を行ってから、ボールがあると仮定して①②をやっていただくと
両方の痛みは、消失していました。