こんにちは!セラピスト佐藤です。
中学生になると学校指定のリュックを背負って登校している光景をよく見かけます。
これが結構な重さで、6年ぐらい前に当時中学生だった娘のリュックを持った時、そのズッシリとした重さに驚いたものです。
今回のご依頼は、このことに関するお悩みです。
「右の肩甲骨を触ると痛くて、リュックを背負ってもそこが痛いんです。」
こうおっしゃるのはN様(女子中学生)で、その日お母さんに連れられて不安そうにご来院されました。1年前からこのような痛みが強くなったということでした。
病院で検査しても特に異常がなく、当然ながら湿布などでは肩甲骨の痛みは消えず、ネットの『エキテン』サイトで当院の整体の口コミをご覧になってお電話をくださったということでした。
いろいろお話を伺いますと、その他にも
1疲れやすい
2中腰になって運動していると腰が痛くなる
3脚がパンパンに浮腫む
4低気圧の日の片頭痛
と、様々な症状の訴えがありました。
最初に検査から始め、痛みがあるという右の肩甲骨にやさしく触れてみますと。
私 「どうですか?今、触られると痛いですか?」
N様「はい、痛いです。」
私は、瞬間的に、何が痛みを起こしている原因なのか見当がつきました。
私 「では、最初に腰の方からやっていきましょう。まず、中腰になってみて現在の痛みを確認してください。」
N様は、中腰になって痛みが出る場所を教えてくれました。
早速、整体開始です。素早く原因を調べ、骨盤調整と腰椎調整を行って中腰の痛みをその場で7~8割取ることが出来ました。
続きまして、お腹の血流とリンパ流を促進させて、最後はメインの右肩甲骨の痛みの解消に移ります。
原因は、筋肉・脳反射検査で調べますと、やはり『右肺の緊張』と出ました。思った通りです。
それは、右側の肺に空気が充分に入っていない状態にありました。病気ではありません、緊張状態の結果です。(※もし病気なら病院の検査で見つかっているはずです。)
また、その問題を起こさせているのは、低気圧時に片頭痛も時々起こす『右の後頭部』の緊張からでした。
これは、頸椎(首の骨)の調整だけで改善する場合もありますが、それ以上の整体調整が必要な場合もあります。(※ちなみに私の整体では、頸椎のズレ調整でも他の部位で直しますので安全なのです。)
N様の場合、頸椎調整だけで大丈夫でした。調整と同時に右の肺が活力を取り戻し、正常な働きに戻りました。もう、満タンに息が吸えます。
『1疲れやすい』も、酸素が満足に取り込めていなかったことで細胞が活性化不足で寝ている間に充分な疲労回復がなっていなかったからです。
再度、右の肩甲骨に触れて確かめてみますと
私 「痛いですか?」
N様「いいえ、痛くないです!」
ついに、N様は笑顔を取り戻しました
しかし、「痛みが再発しないか?」また「脚の浮腫みも再発しないか?」の確認と、再発がもしあれば、更にもっと奥にある原因を探して解決しなければなりません。
後日談
1週間後に痛みの再発はありませんでした。しかし、浮腫みは半分ぐらい戻ったそうです。
そのため、原因を筋肉・脳反射検査でさらに調べたところ・・・肝臓と腎臓に負担が掛かっていました。それは、イモ類?と出ました。
母「実は、うちの子・・・ポテトチップスが大好きなんです。」
私 「えっ?」
浮腫みの原因は、イモの加工品の食べ過ぎのようでした。(苦笑)
現実は、小説よりも奇なり・・・か お後がよろしいようで。
本日これまで!また来週。
今週の写真館 休館