こんにちは!セラピスト佐藤です。
先日のまとまった雪は3月最後の積雪だったと思いたいですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
昨日3/10は、県の高校入試の日。例年降雪に見舞われる場合が多いですが、大丈夫のようでしたね。受験生の皆様、親御様、吉と出ると良いですね
さて、本日のご依頼は
「股関節が痛っくて!ずっとこの1ヵ月間、夜も眠れないくらいひどいんです!」
ものすごく痛みを訴えていらっしゃったこの方は、当院へ定期的にご来院の方からお聞きになってご予約されたA様(60代女性)です。
これまでの経過を詳しくお伺いしますと、
A様「左の股関節は前からあまり良くはないのですが、昨年10月頃から段々痛い日が多くなって1ヵ月前からは激痛で歩くもの大変でした。整形外科でレントゲンとMRIを撮ったんですが、原因がはっきりしなくて大きい病院を紹介されて行きましたけどまだ判らないそうなんです。最近は左の膝にも激痛がひどくて救急車を呼びたいくらいでした!」
患部にあまり問題がない、原因がはっきりしない・・・ほど、仮説ではありますが、私には原因がはっきりしてくる気がします。
早速、検査と整体調整を始めます。
私 「あらら、左脚が右脚より2cmくらい長さのズレがありますが知っていましたか?時々つまづきませんか?」
A様「あーっ、よくつまづく!引っかかるんです。」
私 「急に立つと立ちくらみもたまに起きませんか?」
A様「起きます!起きます。あれ何で?」
私 「これが原因です。長さが違うので足元がいつもグラついているんです。それが三半規管にも地震のように影響します。」
骨盤調整のため腹部の検査をしますと、表面はふくよかな脂肪ですが中の筋膜等が緊張状態でカチカチです。
これは日頃から飲食が多く内臓疲労からくる緊張と思われます。そして、これは関節に炎症が起こす原因となって痛みを発生させるのです。
私の経験上でも、食べ過ぎが原因で人生最高体重になった時、大きな痛みや不調が起きるというのが私の持論です。
私 「Aさん、失礼ですが食べ過ぎ傾向はないですか?今、もしかしたら体重Maxではないですか?」
A様「そうなんです!私、タバコをやめてからとにかく食べるようになってこの半年で10kg増えたんです!それまでは、もっと細かったんです。」
やはり、推測通りでした。
私 「タバコをやめたのと股関節が痛くなり始めたのが10月で同じ時期でしょ?」
そうなのです。
患部にばかり目が行くと、本当の原因が見えなくなるのです。ケガや病気なら別ですけどね。
消化吸収の過剰な仕事が増えた小腸と下行結腸(大腸)に内臓疲労が起きて周りの組織と共に緊張状態(硬い)になっているのです。
しかも、お聞きすると『甘いもの』が大好きなA様。左ソケイ部付近の血管も詰まり気味で細くなっているのかも知れません。
骨盤調整で一旦、痛みが激減した左股関節と左膝でしたが、左下腹部の内臓調整を始めると・・・
A様「うーん!先生、股関節が痛くなってきた!」
これは、お体の気の流れが良くなり細く閉じ気味になっていた血管に血液が勢いよく入り始めたことで血管が拡張された時に生じる痛みです。
脳反射検査で調べますと、
私 「あと5分で痛みが引きます。それまで少しだけ我慢してください。今一気に良くなってきますから。」
5分後。
A様「あっ、痛くなくなってきました。」
私 「今日は、以上です。立って股関節と膝の痛みを確認してみてください。」
A様「あーっ、痛くない!力が入ります。来た時と全然違います!!」
こうして私も気付かなかったのですが、なんとA様は杖をお忘れになって帰られたのでした。(後からA様の電話で知りました。)
今後は内臓疲労をしっかりとって、痛みのない元気なお体に戻していきたいですね。
本日これまで!また次回。