こんにちは!セラピスト佐藤です。
最近、妊活でご通院の方で体力のなさそうな方には『タントンコウ』を教えてやってもらっています。 これは、武術の修練などで行うものです。昔、ジャッキーチェンが映画『酔拳(すいけん)』でやっていた修業の一つです。
ごく簡単に説明しますと、①肩幅に足を開き②両手は前に突き出してアゴを引き③空気椅子に座る格好で腰を低くします。
結構きついですから最初は1分~1分半を目標に毎日行うようにお伝えしています。1ヶ月くらいやると体力に自信が付いてくると思いますからお試しください。
さて、本日のご依頼は
「娘がガニ股で歩くのが気になります。O脚ではないかと思うんですが・・・」
電話でご相談くださったのは、Nちゃん(6才)のお母さんです。
普通、O脚矯正のご依頼と言うと20代の方が殆どですから年齢をお聞きしてちょっと驚きました。
実際にご来院していただき見てみますと、立位で両膝は付きますし内くるぶしも付きますのでO脚ではないです。ただ、膝下は少し空いているものですから心配しているようでした。
私 「膝が付いているのでO脚矯正コースを受けるまででは無いと思います。ガニ股で歩く原因は別にあると思います。通常の整体で良くなると思いますので調べてみます。」
Nちゃんに足を揃えて立っていただくと右肩が下がっており、私に言われてお母さんも再確認しました。
ベッドで確認すると右脚が左脚より1cm位長くなっていました。また、右脚の腓骨(膝下の外側の骨)が本来の位置より下がっていました。これは、右足首を外側に倒す習慣がある証拠です。内反足と言って足首が内側に少しクネッとしています。
これでガニ股で歩く原因がほぼ解りました。要は、右脚が少し長くなっている分だけ普通に歩くとNちゃんは右足がつっかえて歩きにくいのです。そのため、無意識に右足を外に開いて外に出し歩くことになるのです。実際に院内の廊下を歩いてもらうと全くその通りでした。
脚の長さの違う女性は沢山いらっしゃいますが、そこは女性ですから意識して足先を真っ直ぐ出している方が多いと思います。しかし、6才の子供にはあまりそこまで常に意識することはまだ無いかも知れません。
Nちゃんの骨盤調整を行って下がっていた腓骨を直し重心を外側ではなく中心に来るように整体調整。さらに、くすぐったい状態の原因である緊張を解除しリラックスできる体にして差し上げました。もう一度廊下を歩いてもらうと、
母親「あぁ、足を真っ直ぐ出して歩けてます!ガニ股にならないですね。」
肩の高さも姿勢も良くなって、お母さんも大喜びです。遠くからも来られたかいがあったようです。
母親「他の整体にも行っているんですが、今度私の頑固な肩こりも治してもらいたいです。」
お母さんにすっかりご信頼頂けたようでした。 今回も整体にて一件落着です
本日これまで!また来週。